2016.08.17
*為になる話* 手に白い粉がつきませんか?
今日の為になる話は
チョーキング現象についてお伝えしたいと思います!
なにげなく外壁を触ると手が白くなったり
干していた布団が白くなったりした経験はありませんか?
この手に白い粉が付く、
外壁の表面が粉を吹いている状態
というのがまさにチョーキング現象なのです。
日本語では白亜化(はくあか)とも呼ばれ
よく塗り替え時期のサインとしても知られていますが
その通り、
このチョーキング現象がでている場合は塗り替え時期だと言えるでしょう。
モルタルの外壁など、壁の素材によって
チョーキングがわかりにくいものもありますが
よく日が当たる面では特に起こりやすいと思います。
この白い粉の正体は
外壁を塗る時に使用する
塗料の中に含まれる顔料という
色をつける役割をしているものです。
外壁は日々、紫外線や雨、風にさらされています。
そんな過酷な状態の中、キズがついたり、汚れが付いたりします。
そうすることにより
塗料の塗膜が破れ塗料の中に含まれていて
塗膜を作る役割をしていた樹脂や添加剤が薄れ、
樹脂や添加剤に溶け込んでいた顔料が粉に戻ってしまうのです。
少し専門的な事になってしましましたが
要するにこのチョーキング現象がおきているという事は
塗料が劣化しているサインなので、
外壁を塗り直す時期ということにつながるわけですね。
塗膜で外壁材を守っているので
劣化したまま放っておくと
カビやコケが生えたりします。
丈夫にみえる壁ですが水分は大敵で水を吸い始めると
一気に劣化し始めることもあります。
チョーキング現象が一つの
塗り替えの目安になりますので
お気付きになられたら
塗り替えを検討し始められるといいかもしれませんね!
ちなみに
右側の色の濃い方が高圧洗浄後
左側は現状
高圧洗浄をすると表面の白い粉や汚れが落ち
これくらい色がもどります。
(劣化の状況により違いはあります)
逆にいうと劣化によって
左側のように外壁が白くなってしまっているということです。
毎日みているお家だと
なかなか変化に気づくことは難しいですが
お家は年々過酷な状況の中で
劣化が進んでいると言えるのではないでしょうか。