2021.03.03
外壁のつなぎ目(コーキング)のお話③
こんにちは
サンセイも三浦です
今日もコーキングのお話第3弾です☆
まだまだ続きますよ~
(過去の記事はこちらです)
☟ ☟ ☟
第1弾 『コーキングとは』
第2弾 『増し打ち、打ち替えについて』
第3弾は少し専門的な部分にもなりますが、
『3面接着、2面接着』のお話です。
なんのこっちゃ…という感じだとは思いますが
実はコーキングの作業の中では
とーーーっても大切なことになります。
2面接着、3面接着とはコーキングの接地している面の数ですね
コーキング材を外壁のボード材だけに設置する方法が
2面接着になります上の図でいくとオレンジ色になっている部分だけが接着しているということです
3面接着になると赤くなっているところもくっついて
コの字型に接着するのが3面接着です
基本的には金属パネルやサイディングボードの取り合いや目地には
この目地底にコーキングを接着させないように施工をする
2面接着を行います
2面接着を正しく行われていれば、外壁の伸縮に応じて
シーリング材がしっかりと追従して伸縮するためコーキングが
はがれにくく耐久性も高くなります。
構造上動きの少ない部分や窓周りは防水性の高い
3面接着を行います
なんとなく3面接着の方がしっかりと密閉されていいような
気がしますが
目地などで3面接着をすると
変な動きになり伸縮に耐えられずひび割れやはがれを起こしやすくなったりします
3面接着にならないようにするために大切になってくるのが
ボンドブレーカーです。
(お家の構造上、バックアップ材をいれる場合もあります。)
上の図の中にある赤くなっている部分です
サイディングボードのつなぎ目にはハットジョイナーという
建築用部材が目地部分に設置されている場合があります
塗替え工事をする際にコーキングを打ち替えるときに
既存のコーキングを撤去するとハットジョイナーについている
ボンドブレーカーも一緒に取れてしまうことがありますので
新たにコーキングを打つ前にこのテープのような
ボンドブレーカーを貼ることで3面接着にならず
2面接着をすることができます🌟
コーキングが劣化してくるとこのようにひび割れてくるのですが
目地の中に見えている
青い部分、これがボンドブレーカーが見えている状態ですね
上の図のように2重3重の防水構造にはなっていますが
早めにお手入れされることをお勧めします。
今回はちょっと専門的なお話をしました!
また次回もお楽しみに(^^♪